数学の点数を確実に上げるには、『計算力』が必要であることは以前のブログで述べました。
計算力といっても、それをどう鍛えるか?
具体的なやり方としては
①必ず途中計算を書く
②書く時は縦揃えで書き下す
③まずは速さを気にせずゆっくり書く
の3点です。
無駄な計算ミスをする人の傾向は
頭の中でザッと計算
↓
真っ直ぐに書くことを意識せず、判読しづらい文字で途中式を書く
↓
検算も無しに次の問題‥‥
です。
「ゲームの集中力を勉強に活かしてくれたら‥‥。」と思う保護者の方は多いと思います。
しかし、ゲームと勉強では集中力の種類が違います。
ゲームは指先一つで次々と画面や展開が切り替わり、絶え間なく飽きさせないような状況を作りだします。自分の主体的な集中は必要なく、いつの間にか長い時間取り組んでしまう中毒性を持っています。
反対に勉強は文章を読む、計算をする、など主体的な集中がなければ前に進めないものです。
ネット、スマホ(タブレット)、ゲームなど、軽く手を伸ばせばいくらでも学習時間を削ってくれるものが溢れている現在に、すべてを我慢して勉強のみを強制しても無理な話です。
これらのものを『ゼロ』にすることを考えるよりも、節度をもって付き合うことを覚えさせる方が今後の人生を生きていく上で有用です。
際限なく好きなものを口にしたり(酒、タバコなど)、またヒマがあればスマホ等でさして意味のないやりとりで時間を割いてしまう状況を、『これではいかん!』と自制できる力があれば、依存や中毒は無いはずです。
ゲームをキリ良くやめるのはなかなか困難ですが、『夕食までには必ずやめる』『○曜日はやらない』などのルールを決め、特例を設けず厳格に適用する厳しさが、子供の将来の幸せにつながると信じます。
人間誰しも何となくダルいし眠いし、ヤル気はあるような無いような‥‥な時はあるものです。
そんな時に限って退屈な授業が‥‥なんてタイミングに、「ヤル気を出せ!」は酷な話。
だからといって寝てしまっては、せっかくの授業時間が無駄になってしまいます。
授業中はとにかく、『見る・聞く・書く』のいずれかの感覚を活かす(残す)ことです。
寝ると全ての感覚はシャットアウトしてしまいます。
極端な話、ノートや教科書に落書きしても構いません。雑誌を読んでも構いません。聴覚を残す!
書くことを拒否して、ただ黒板(&先生)だけを見る!視覚を残す!
おやこでまなぶ時間管理術♩2回目を開催しました!
算数(数学)の力を本当に伸ばすには、計算力を磨くこと、これに尽きます。
たしひきかけわり(加減乗除)、分数や小数の入り混じった計算、中学高校になれば『√(ルート)』、『因数分解』などを正確にやり切る力をつけなければ、文章の意味が読み取れ立式できても、正解にはなりません。
高校数学では、文章題なるもの(「たけし君はりんごをいくつか買って580円払いました〜〜』系)はほぼなくなり、複雑で長い計算をいかに効率的に正答に導くかが問われます。
計算力をつけるには数多くの計算問題をやりこなす中で、自分なりの計算省略のコツを掴むしかありません。
ボールをどのくらいの力で投げれば目標の場所に正確に届くか、は理屈でなく染み込ませた体の感覚が頼りですが、それと同じく、自分なりの〝計算感覚″ができるまで反復して練習することが、算数(数学)上達の近道です。
今日は、岡山の教育を考える会 という会での勉強会に行ってきました!
教頭 片山先生が毎年行う
「岡山県立中学校入試分析」についての勉強!
幾多の生徒を指導して感じるのは、『マスクに依存しがちな子は成績の伸びが芳しくない』ことです。
呼吸器系の疾患や花粉症、その他の体調面での不調を理由に装着している場合はその限りではありません。
ただ何となくいつもしている。予防のつもりだが、総じて他人より風邪やインフルエンザにかかりやすい気が‥‥な人は、ひょっとして本音のところは「自分を幾分かでも隠したい。」ではないでしょうか。意地悪く言えば「自分は隠すけれど相手はちゃんと見たい。」という後ろ向きな勝利感を得たいから?
初回指導からしばらくはマスク姿で通塾、その内マスクを外した素顔を見せるようになると成績も上がり出す‥‥例は数多いです。
毎日の積み重ねが人を弱くします。
国立大志望の彼。真面目でおとなしい生徒でしたが、残念ながら一次試験(センター試験)の結果は彼の志望する大学の学部の基準点に届かず‥。
が、昔と違い入試の機会も増え、彼もまた、『普段の成績+本番の面接(プレゼンテーション)』で合否を判定する推薦入試のチャンスが残っていました。
しかし、彼が学校の先生とまとめたプレゼンの原稿は、インターネットでキーワード検索をかけてそれを写したものに当たり障りの無い抽象的な文章を付け加えただけ。お世辞にも熱意が伝わる&彼の真面目で勤勉な性格が伝わるものではありませんでした。
そこで「合格を勝ち取るには、自分が将来希望する仕事の現場を見て、取材して、自分なりの熱意を精一杯伝えることが大切。『自分は現場を見てきた。』という事実は何よりの説得力です。」とアドバイスし、彼の希望学部、ひいては希望職種に関係する地元の企業への見学を促しました。
しかし、行動力という点では疑問符が付く彼。果たしてアドバイス通り受験も差し迫ったこの時期に、現地見学(取材)を試みるか?と思っていました。
結果は‥‥見事彼は行動を起こし、説得力のあるプレゼン原稿を仕上げ、僅か数人しか枠の無い推薦合格を勝ち取りました!!