勉強は役に立ちます

特に進学校の、成績の伸び悩んでいる高校生(の男子)に対して以下のように語ることが多いです。

「(この今習ってる内容は)つまらんかもしれん。やる意味が分からんかもしれん。ただ、これを「できないから。面白くないから。やる意味が分からんから。」で投げ出したヤツと、焦りからでもなんでも立ち向かったヤツとでは、その後の仕事や私生活において必ず差が生まれる。10代の時逃げた奴は大人になってからも必ず逃げる。すぐ役に立つか立たないかで動く大人にならないで欲しい。自分の利得だけを考えて行動する奴は人間として浅ましい。また、どうしたら幸せに生きていけるのか、成功するのかといった『見えない世界』のことが知りたければ、まずは国数英社理といった『見える世界』の学習をしっかり自分の限界まですること。そうしないと見えない世界のことなんて分かるわけがない。逃げたくせに分かったように世の中語る大人を見抜ける人になって下さい。勉強は必ず役に立ちます。」

君は誰かを愛しているか

長引くコロナウィルス蔓延による休校措置で、学びに不安を感じている学生&保護者の皆様は多いと思います。

実際、通常3学期最終月に行う学年末(学期末)テストが行われなかった学校の生徒は、今学年の学びのまとめと次学年の課題を発見する機会に恵まれませんでした。

しかし、悲観することは賢明ではないと個人的に思います。

嘆いても始まりません。嘆きや涙で自分や大切な人を救えますか?

当塾では、学び残しの単元の指導リクエストがあればもちろんそれに応えますが、午前中授業などによる学習時間の不足を乗り越えるべく、今年度に習う内容の要点を大まかに伝え、前学年の学び残しが影響すると思われる箇所については細かく説明・指導しています。

「大丈夫!これからこういうこと習うから、今はこれさえやっとけばOKだ。遅れても取り戻せる。」と伝えて、未来に明るい希望を持って欲しい一心からです。

『今学ぶ内容がこれからの学年のどこに再登場するか』

『今苦手を感じて行き詰まっているのはこれまでの学年のどこの内容が関係しているか』

を具体的に指摘し、対策を伝えてきました。さらに言えば

『学びがいかに実社会に活きるか』

これを伝えることに真剣に燃えてきました。

ことさらに『学び残し』のキーワードを使って不安を煽ったりする塾や、コロナ禍収束後の社会は混乱と混沌なものになると強調する指導者には、距離を置いた方が良いと思います。

こちらのブログに目を通してくださった方々は不安を煽って具体策を示さず、お金を得ることだけに腐心している指導者まがいの存在に、くれぐれも騙されませんよう、強く祈っています。

昨今のクソコロナウィルス蔓延における当塾の対策について

 

1時間ごとの換気

②マスクの着用

③指導者の体温検査

④生徒使用毎に卓、椅子、ドアノブなどの除菌清掃

1.5メートル程の対人距離の確保

毎年冬に蔓延するインフルエンザ対策として行ってきた指導態勢を強化したものになります。

当塾は築70年の民家を改装したものを利用しており、鉄筋その他を使用した学習塾に比べて格段に通気性が良いです(冬寒い)。

また、女子生徒及び近距離でのマンツーマン指導に緊張を感じる生徒の増加に伴い、対人距離(パーソナルスペース)は他個人指導塾に比べて大きく取ってきました。

除菌その他体調管理については、幼子&か弱い妻を擁する個人指導部長が神経質に一年中行って参りました。

安心してご来塾ください。

運動は運を動かす

「用もないのに出かけるな。」の要請が出ている昨今、このチャンスに家に閉じこもって勉強勉強‥‥って、できるわけはないですし精神衛生上も良くありません。

体育も部活もできない今、運動不足に陥っている少年少女にオススメの運動をいくつかご紹介します。生活環境に合わせて取り組んでもらえれば、体力増強&ストレス解消に必ず役立ちます。

①ロープスキッピング(縄跳び)

②ランニング(ジョギング)

③シャドーボクシング

④ラジオ体操

⑤テレビ通販などのエクササイズグッズを試す

⑥トランポリン

 

①については、外で行うのが難しい場合、室内でできる「ロープ無し縄跳び」が通販等で多種多様に販売されています。

②は行う時間や続ける時間帯は個人の自由で構いませんが、早朝(朝6時〜7時半位)の30分位がベストです。

③は適当にネット動画などを参考に自分の気分の良い範囲で行えば充分です(詳細が知りたい方は是非来塾ください)。

④説明不要

⑤&⑥は、所有していない人はここぞとばかりに親御さんにおねだりしてください。

受験後の勉強について

受験も終わり、入学を待つこの時期は、何もかものプレッシャーから解放されて楽しく勉強して欲しいと思います。

「受験はゴールでありスタート。早めにしっかり復習&予習して、4月からのスタートに備えよう!」

塾が言いがちなセリフで、間違いではないのですが、何もそこまで焦らなくてもよいのでは?と個人的に思います。

自分自身、高校受験がとても辛く「受験が終わったら一切のプレッシャーから自分を解放して、勉強は絶対にしない。俺をゆっくりさせてくれ!」と願っていました。

が、高校からたっぷりと入学前課題が渡されたことと、「もう早い子は次の高校に向かって勉強を始めてる。あんたも‥‥。」という母の言葉とに、かなり絶望を感じた記憶があります。

入学前の準備学習自体は全く否定しません。

が、ぜひそこは子供が気分良く、新生活に向けてイキイキと前向きに勉強できるよう、大人の側の声がけをお願いしたいところです。

計算に魂を込める

 

数学の点数を確実に上げるには、『計算力』が必要であることは以前のブログで述べました。

計算力といっても、それをどう鍛えるか?

具体的なやり方としては

①必ず途中計算を書く

②書く時は縦揃えで書き下す

③まずは速さを気にせずゆっくり書く

3点です。

無駄な計算ミスをする人の傾向は

頭の中でザッと計算

真っ直ぐに書くことを意識せず、判読しづらい文字で途中式を書く

検算も無しに次の問題‥‥

です。

入試に合格するには

志望校に見事合格する生徒(または保護者の方)は以下の特徴があります。

①こちらの指示通り100%課題をこなす

②時間に遅れない。

③(保護者の方の)連絡が迅速

④字を丁寧に書く

⑤不必要なひらがな表記をしない

(例:一緒に一しょに)

これらの全て逆をやれば不合格できます。

「不可能かな?」な志望校にまさかの合格を果たすのは①〜⑤に加えて、

・こちらの指示以上の課題をこなす

・『何がなんでも!』な気迫を感じる

生徒です。

ゲームは自制心を鍛える

「ゲームの集中力を勉強に活かしてくれたら‥‥。」と思う保護者の方は多いと思います。

しかし、ゲームと勉強では集中力の種類が違います。

ゲームは指先一つで次々と画面や展開が切り替わり、絶え間なく飽きさせないような状況を作りだします。自分の主体的な集中は必要なく、いつの間にか長い時間取り組んでしまう中毒性を持っています。

反対に勉強は文章を読む、計算をする、など主体的な集中がなければ前に進めないものです。

ネット、スマホ(タブレット)、ゲームなど、軽く手を伸ばせばいくらでも学習時間を削ってくれるものが溢れている現在に、すべてを我慢して勉強のみを強制しても無理な話です。

これらのものを『ゼロ』にすることを考えるよりも、節度をもって付き合うことを覚えさせる方が今後の人生を生きていく上で有用です。

際限なく好きなものを口にしたり(酒、タバコなど)、またヒマがあればスマホ等でさして意味のないやりとりで時間を割いてしまう状況を、『これではいかん!』と自制できる力があれば、依存や中毒は無いはずです。

ゲームをキリ良くやめるのはなかなか困難ですが、『夕食までには必ずやめる』『○曜日はやらない』などのルールを決め、特例を設けず厳格に適用する厳しさが、子供の将来の幸せにつながると信じます。

 

 

寝てるのは死んでるのも同じ

人間誰しも何となくダルいし眠いし、ヤル気はあるような無いような‥‥な時はあるものです。

そんな時に限って退屈な授業が‥‥なんてタイミングに、「ヤル気を出せ!」は酷な話。

だからといって寝てしまっては、せっかくの授業時間が無駄になってしまいます。

授業中はとにかく、『見る・聞く・書く』のいずれかの感覚を活かす(残す)ことです。

寝ると全ての感覚はシャットアウトしてしまいます。

極端な話、ノートや教科書に落書きしても構いません。雑誌を読んでも構いません。聴覚を残す!

書くことを拒否して、ただ黒板(&先生)だけを見る!視覚を残す!

計算はスポーツ

算数(数学)の力を本当に伸ばすには、計算力を磨くこと、これに尽きます。

たしひきかけわり(加減乗除)、分数や小数の入り混じった計算、中学高校になれば『(ルート)』、『因数分解』などを正確にやり切る力をつけなければ、文章の意味が読み取れ立式できても、正解にはなりません。

高校数学では、文章題なるもの(「たけし君はりんごをいくつか買って580円払いました〜〜』系)はほぼなくなり、複雑で長い計算をいかに効率的に正答に導くかが問われます。

計算力をつけるには数多くの計算問題をやりこなす中で、自分なりの計算省略のコツを掴むしかありません。

ボールをどのくらいの力で投げれば目標の場所に正確に届くか、は理屈でなく染み込ませた体の感覚が頼りですが、それと同じく、自分なりの〝計算感覚ができるまで反復して練習することが、算数(数学)上達の近道です。