1対1、完全個人指導を謳っている以上、教材選定には徹底してこだわっています。
生徒のタイプによってどの教材を使用するか、毎度、頭を悩ませます。
意思表示のハッキリした生徒やそうでない生徒、「書く」ことに対して抵抗感が強いか弱いか、問題集の見開き1ページの文字数に圧倒されるか否か‥‥etc、様々な観点から「これだ!」の一冊を決定します。
今回はこれまで数多くの問題集を選んできた中から、英語のとある教材を紹介します。
『Hey English!』(創拓社出版)です。
「英語」の教科について、かつて習った皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
どこに難しさを感じて、『なんとなく‥。』な習熟で学生時代を終えたでしょうか?
今と昔では英語のテストの問題形式も多少の変化はありますが、やはり『並びかえ』『空欄補充』『長文読解』『英作文』がメインです。
実用英語と学校英語の乖離が叫ばれて久しいですが、基礎文法をしっかり押さえることが実用会話でも有効です。
教科書をはじめとして、各種英語教材も時代を経るごとに親しみやすくなってはいますが、「英語が苦手」な学生が一向に減らないのはナゼか???
・主語、動詞とは何か
・動詞の種類は大まかに2種類
・3人称単数について
英語基礎文法において、中学1年で習うこれら3つの文法事項があいまいだと、確実に英語の成績は学年が上がれば上がるほど下がります。
この教材は見開きの文字数も多くなく、語りかけるように文法説明が繰り返されており、無理なく英語が順序良く学べるようになっています。
まずは英語に対する抵抗感を減らして欲しい。そして、日本語に比べて少ないルールで基本文は成り立っているという視点で英文を見て欲しい。
そう意図して、生徒の反応に応じてページを前後させたり、時に飛ばしたりしながら指導を進めていきます。
この教材を信じて、またはこちらの宿題をサボらずバカにせずゴマカさず丁寧にやった生徒は、100%英語の成績は伸びます。
あくまでも信じてくれた場合です。『教材、指導者に対する尊敬(尊重)』が肝です。ヤル気でも、才能でもありません。