心停止からの退院(3)

5月6日、16時頃。

お布団に横になって、子ども達とゴロゴローゴロゴロ遊び。

学校から帰っていた次女。長男と一緒に、遊んでいるいつもの光景。

お父さんのお腹の上に二人が乗ったり、抱き着いたり・・・

「重たいからやめろ~~~」

なんて、いいながら遊んでいる。

私も、3人の隣で仕事前のリラックスタイム。ゴロゴロ遊び(笑)

すると、急に・・・

「うがぁぁ~~~」

と、言い出す。

 

あ~あ。また、いつもの悪ふざけ?? 遊びの延長をしているんだなぁ~

と、3人でキャッキャッと笑いながら見る。

 

「うがあぁ~~」

いつもと、少し声が違う。そして、顔が違う・・・

長男をお腹の上から降ろす。

「うがぁ~~うがぁぁ~~~」

ゴロゴロゴロ・・・

パタン・・。動きが止まる。

・・・。心臓の音を確認。 なんとなく音はするけれど、音が小さい??

私「あなた!!???」

と、いいながら頬っぺたを思いきり往復ビンタ!

 

反応がない!!!!と、思った瞬間には、数歩離れた位置にあったスマホを取りに行く。

手にした瞬間に

「119」

 

119「はい。119です。 救急ですか?しょ・・・」

相手が話し終わらないうちに

私「救急です! 44歳男性!主人が今、倒れました!心音が小さい気がします!!住所は〇〇です!」

119「今から救急車がいきます! 落ち着いてください!落ち着いてください!まずお腹の上は上下していますか?」

私「していません!」

119「では、心臓マッサージをはじめます!心臓マッサージはしたこたとありますか!?」

私「ありません!!!!!!」

119「では、ご主人の横に座って膝をついて立ててください。そして・・胸と胸との間の凹んでいるところに、手を当てて5センチ沈むように押してください!」

私「はい!!!」

 

そんな会話をしながら、心臓マッサージを始めたのです。

 

このような流れで、主人が倒れてから1分もたたない間に心臓マッサージを始めました。

 

記録を取っていることと、救急車を呼んだ時刻を画像に残していたおかげで、何時何分に倒れたのか・・

12分後には、完全に救急隊の人が到着してくれていた。

救急隊の人が無事到着をしたのを確認して、電話は切れました。

そして、救急車が到着するまで何分間心臓マッサージをしていたのか・・

後々、見返してみてよくわかりました。

一つ一つ、記録を取っていたことが後々の私を助けてくれています。

 

今目の前で起こっていることを冷静に分析するのは、方眼ノートの考え方。

後々のために記録を取っておくことは、手帳術の考え方でした。