初回指導の後、生徒の特性、苦手・得意な箇所を分析し、仮の指導計画を立てます。
通常、長・中・短期の指導計画を立て、3ヶ月ごとに見直しを行います。
しかし、この時期(夏前)に入塾した生徒が今春、受験の場合は
悠長に3ヶ月ごと、などという計画では間に合いませんので、まずは過去問をいくつか解いてもらい現状を把握し、夏季休業中に本人の苦手箇所(入試合計点の足を引っ張ると思われる科目、単元)の徹底指導を行います。
徹底指導、といっても宿題を大量に出して『これがやりこなせなければ合格は無い、諦めろ。受かりたいやつはこれくらいやってる。気持ちだ、気合いだ。』などという、教師の指導力丸投げの簡単な指導は行いません。
完全個人指導、かつ、これまで幾多の生徒を指導してきた経験と自己研鑽から、『必要な部分の、必要な量のみ』宿題は出します。総じて、他塾に比べて宿題は圧倒的に少ないです。
しかし信じてやり続けた生徒は必ず結果が出ています。
ピンポイントを押さえた回り道のない宿題を、部活その他習い事で忙しい生徒の現状を考慮して、微調整しながら課しています。
よって指導計画は頻繁にブラッシュアップする必要があります。
頭を悩まし、苦しいところですが、結局のところ根比べだと思っています。教える側が妥協してはダメです。それを耐えるための体調管理(肉体鍛錬&食事制限)が常に求められます。
今春の休校措置におけるコロナ対策について、特に大きく塾内環境及び教師側の意識・行動変化を必要としなかったのは、季節を問わず『妥協しない』自己&塾内環境管理を行なってきたからだという自負があります(‥しんどいですが。)
宿題を大量に出すことが『悪』と決めているわけではありません。
生徒の現状の実力と志望校の合格ラインにあまりにもの差がある場合など、『演習量』が正義の時はあります。
例として、基礎英単語、漢字、計算力に難がある場合は『量』が絶対に必要です。
それに関しては生徒の『耐えて、燃える』姿勢が不可欠です。指導者の精神的サポートも欠かせません。
楽をして何か素晴らしいもの、認められる価値のあるものを手に入れることはできません。
こちらも『最短距離』の合格への道は示すことができますが、手を抜きながら、ゲームやLINEのやり取りに時間も意識も取られながら成功できる学習法など示すことはできません。
こちらは常に真面目‥‥でなく真剣です。その真剣を受け取る素直さ、向上への渇望を持って来塾して欲しいと願う日々です。