一年前の今は、ICU(集中治療室)に居ました。
常に点滴を繋がれ、綿棒を湿らせたものでしか口を潤せず、身体中の痛みと倦怠感と、時として襲う幻覚や幻聴が、たまらなく苦しかったです。
本人、幻と気づいていないので、随分医療スタッフの方にピントが外れたクレームを入れてしまったことは記憶しています。
永遠に続くと思われた入院が、3週間で終われたのは奇跡です。
そして今、何もなく仕事ができて、少しの身体の不自由はあれど、膝や腰にダメージがある人に比べればスイスイと動けているのも奇跡です。
呑気にブログ更新なんてできているので、多分タイムスケジュールもそこそこできているのだと思います。
コロナ禍があってから、随分前から言われていましたがより一層、〝他人との比較〟が意味をなさない時代になったと思います。
自分が昨年味わった恐怖と苦痛は、誰も分かるハズがありません。同じく自分も、〝うつ〟をはじめ、その他の精神疾患を抱えて暮らしている人の苦しさは分かりません。
そこに『どちらがより苦しいか?』という比べっこは無意味です。
アスペルやスペクトラムな話をする気はありません。自分は自分、他人は他人ですから、自分のできない、分からないことを他人がやっていたら素直に尊敬し、自分が今の段階でできている、みんながみんなできるわけではないことを誇れば良いと思います。