中学2年の頃から高校2年まで毎月買い続け、その後は立ち読み専門、気になる号は購入、というスタンスで付き合ってきた『ボクシングマガジン』がいよいよ休刊(廃刊)‥。
時代の流れとはいえ、寂しいです。
ネットを中心に、海外のスーパーファイトまで即時に動画で見れるようになった現代に比べ、主に紙媒体でのみ、結果と試合経過を知るより他なかった20世紀では、貴重な雑誌でした。
勉強面においては、コレを隅から隅まで目を通す過程で、プロの硬質な文書にも触れる機会を期せずして得られたことにより、文章を読み通す国語の訓練になっていたか、と思います。
ボクサーの、試合に臨むまでの心構えを自身の受験の際の参考にもよくしましたし、指導者の立場になってからは、『指導は選手との根比べ。教える側が諦めたらアカンのですよ。』という、90年代の何号かに載っていた某トレーナーの言葉を何かにつけ支えにしてきました。
ネット記事でも、同じく心に響く言葉には出会えます。紙が無くなっても、人の言葉への欲求は不変です。