祖父母が帰宅して、私と子ども4人の夜の始まりです。
「お父さんは?」
「お父さんはいつ帰ってくるの?」
そういいながら、長女が泣き出した。
次女も、長男も泣き出した。
「お父さん!お父さん!お父さん~~~!!!」
私は、子どもたちの様子を見ながら話していきました。
「お父さんは、今は眠ってる。早くて1週間したら目が覚めると先生がいっているよ。
どんなに早くても2か月は入院だよ。」
大泣きしながら、長女が聞いてきた。
長女「今まで泣けなかった。近所のおじちゃんたちがいるし・・おじぃちゃんとおばぁちゃんがいて・・・・泣けなかったんだもん・・・・ お父さんは??お父さん大丈夫????月曜は小学校いくの?いけるの?????」
私
「学校には行きます。」
「お父さんは、必ず帰ってくる!絶対に帰ってくる!今、私たちが出来るのは信じて待つだけ!
お父さんは、お医者さんが24時間見てくれてる。何もできない。出来るのは『必ず元気になって、お父さんは戻ってきてくれる』と信じるだけ。
そして、『通常の生活』を送ろう。
朝起きて、学校に行って、宿題をする。日常を送ること。
そして、お父さんが帰ってくるまでに、家を綺麗にしておこう。お父さんが帰ってきたら綺麗な家にしておこう。
片付けと掃除をしよう。お父さんが帰ってきたときに
『あぁ。帰ってきてよかったな』と思える部屋にしておこう。
辛いよね、悲しいよね、心配だよね、寂しいよね
お母さんも一緒だよ。
だから、泣こう。
いっぱい一緒に泣こう。 泣いて泣いて泣いて・・・・
それでも、お父さんが帰ってくることを信じて待とう。
お母さんも泣くから・・我慢しなくていから・・・だって、心配だからね。お父さん大好きだから当たり前だよ。
いっぱい泣けばいい。大丈夫!大丈夫だから・・・」
4人で泣いた。泣いて泣いて泣いた。
泣いてから、お布団に移動して3人を抱きしめて抱きしめて、3人が眠るのを待ちました。
ノートに20時47分に
「父へ帰宅すると連絡」と書いていました。
21時半前に自宅につき、両親は帰宅。
それから、子ども達と話をした。
22時過ぎに、お友達に電話をしているという記録を見ると、私が子どもたちに話をして子どもたちが寝付くまでは20分程度です。
私が帰ってくるまで、眠いのも我慢して待っていたんだなあ・・
私が、眠ろうとしたのは24時です。
けど。。脳が覚醒していたのでよく眠れませんでした。
心も体も疲れてる・・・ そんなことを思いながら、子どもたちの姿をみていました。
幸いにも、子ども3人は穏やかに朝までクースカクースカ眠っています。
次女は、3回ほど機嫌のよい寝言を言っていました。
子ども達を見ながら、安心をしていたのをよく覚えています。
そして、そのことも記録として残していました。