・タメ口をきく
・挨拶(会釈)をしない
折に触れて、『人としての常識』としてこの2点の行為をしないように伝えています。
残念ながら‥こちらの力不足のため改善しない場合もありますが、その場合はほぼ100%と言ってよいほど、成績は伸びません。受験にも失敗します。
「改善するまで言い聞かせるべきだ!」との声もあるでしょうが、一定のレベルを越えると、その情熱が無くなってしまうのです。
「ああ、聞こえていないフリをして無視するのか‥。」
『恥ずかしい』『格好が悪い』『これという理由もないが、する気にはなれない』‥理由は何でもよいです。どこかで、徹底して鈍くなってしまった人としての感度は、おいそれとは良くなりません。
学習指導を通じて、または指導の合間の雑談の中で、気づいて欲しいことを沢山、精一杯の想いで伝えるようにしています。
根源探しをするのは不毛です。どこかで尊大になってしまった。
宿題は間に合わせのデタラメ書き。
「‥‥ハァ〜‥。」と、これ聞きよがしのため息または「‥めんどくさ‥。」と聞こえるような小声を吐く。舌打ちをする。
「分から〜ん!」「なぁなぁセンセーぇ。」といった他人の大人に友達のように接せられる尊大さ。
または不機嫌さをあらわすように筆記用具その他の学習用具を粗雑に扱う‥‥。
その他良い点を沢山知っている生徒であるほど、怒りよりも悲しみが募ります。
「ああ‥君はとても良い子なのに、そんな態度をとるのか‥。」と。
宿題の仕上がりを見れば、本当にやり込んだか、ゴマカシやりをしたかは分かります。
『やったけど忘れた』はほぼ嘘です。
「何を、どのくらい、どんなふうにやれば、いつ頃結果が出るの?」
と聞いてくる生徒もたまにいます。一見、自らの能力を伸ばそうと考えているように見えます。
なのでこちらも真剣にアドバイスをしますが、それが自分の望む以上の努力を要求されるものであったりすると、今の自分の生活スタイルや気構えを変えずに済むやり方を他に求め続けるのがそういう生徒の陥る先です。
・他人の大人は友達ではない。敬語、とまではいかないまでも「〜です。〜ます。」といった丁寧語を使うように。
・不機嫌さや気だるさをあからさまに態度で出さない。
・挨拶、となると難しいのなら、ペコリと頭を下げる会釈を。
これだけを留意してもらうだけで、必ず道は拓けていきます。