脳疲労は、大人も子供も

「ウチの子は読むことが苦手で‥。」という相談をよく受けます。

基本、勉強は視覚情報で行うものです。聴覚や臭覚で行いません。目で文字をたどることが苦痛と感じるなら、今やっている学習系の習い事や教材からは一旦距離を置いた方がよいと考えます。

家にいても何もしないし、仕事の都合で半ば託児の意味で塾その他の習い事に日々通わせているご家庭は少なくないと思います。

その日々を、元気に、たくましく、かつ勉強面でも成長が見られる様子で送れているなら問題は無いです。

どこか感情的で疲れやすく、間があればスマホその他のデジタルデバイスを使用しているのであれば、かなりの肉体的・脳的な疲労が溜まっているはずです。

自分は肉体はもちろんですが、「脳的」な疲労に長年着目し、時に塾を休ませたり、宿題または指導カリキュラムをカットしたり、学習量を調整しながら指導してきました。

結果、多くの塾生を旧帝大はもちろん、国立代、難関私立高、県立一貫校に送り出せています。

自負するところは、上記結果は「もっとも少ない学習時間と少ない塾費によるもの。」という点です。

また「卒塾後は自ら進んで勉強し、返済不要の奨学金を得たり、さらに資格取得の勉強も誰に頼ることなく継続」し、自立(自律)した社会人を多く生み出しているというオマケつきです。

我が子が自分の見聞や主観から、他の子と比較しても勉強面で劣っているのでは?と感じ、焦る気持ちは、現役で子育てをしている身からしてよく理解できます。

しかし、その時はよくよく、自らの児童期を振り返って、何を毎日考えながら生きていたか?を思い出していただきたいです。

果たして将来を見据え、正しく危機感を持って勉学に励む日々であったかどうか‥‥。