春は片付けにはいい時期です。
冬の片付けは暖房をつけないと身が縮む。
夏は冷房をつけないと汗だくになる。
片づけは埃を伴います。しかも積年のものであれば固く、粘りのある、器官にダメージを及ぼす類のものが空間に充満します。暖房冷房は基本、閉め切った空間を要しますから、「埃を吸う」という点からも夏冬の片づけは不向きと考えます。
秋も片付けにはいい時期ですが、新しい何かに期待するのはやはり春なので、希望を持って片付けに励めるのは春です。
日頃からミニマムな暮らしを実践している人は問題ないでしょうが、そこまでの最小な暮らしをしていない人は、ふと思い立って片付けを実行した時の、己のモノの多さに閉口するはずです。
特に、結婚などで実家を離れた人は、久しぶりに実家に帰った際の自室の物置き化に愕然とするでしょう。
洒落た包み紙(パッケージ)やもはや書けない筆記用具、いつか使うこともあるかと取っておいたネジ、クギ、何かのパーツ、ハンガー、整髪料‥‥etc、燃えるものはまだしも、不燃物、衣類(金具がわりと付いたもの)、ハードカバーな書籍‥‥もう何が何やら‥。
困るのは、これら各種要不要のモノと接しながら去来する思い出の数々。全てが楽しく懐かしいのならいざ、今となっては悲しみとなってしまったモノを目にすると‥‥筋力、体勢的なしんどさ(←ドサドサと色々出した結果、足の踏み場にやや困る状況になり易く、普段使わない筋肉を使うのです)も重なり、疲労は極限に。
今週、ワケあって現在の棲家の押入れ、及び実家の自室の書籍の数々を整理しました。
ここまでは!と自分で決めた範囲までは、カタを付けた満足感はあります。しかし、それと引き換えの身心のダメージが残りました。
「じゃあ片づけなんてしない方が‥‥。」
否!良いことが一つ、ドカンとあったのです!
詳細は控えますが、自分にとってビジネス面で有利になる話が棚ぼた的にあれば、と誰しも思うはずです。
それがあったのです。
スピリチュアル的な話は苦手ですが、目に見えることばかりで世の中は説明できないので、やはり必要な片づけは、人生を思いがけず好転させることを実感しました。