「コレはコレ、アレはアレ。」と、どんな過酷な状況の時でも正論のように言い放つ人が難解です。
毎週月曜更新のこのブログ。先週はお休みでした。
理由は、親族に不幸があったからです。
そんな時にブログなど書けません。〝お通夜をこうして、葬式をああして‥‥etc‥全てに感謝!〟と、自分の不幸事もまるでイベントの如くSNSで晒す人がいますが、自分には難解です。また、どうやっても楽しい話にならないことをどうにかいい話に持っていこうとする人も理解に苦しみますが、それが自らを慰めるせめてものことになるのなら、良いと思います。
勉強、仕事、‥たゆみなく続けていくことが、どうしてもできない時はあります。
そんな時でも「頑張れば、目的意識が明確であればできる!」と断言する人が指導者的立場の人にもいますが、ハッキリ言って『人で無し』だと思いますので、耳を貸す必要は無いです。
特に進学校に通う生徒は上記のセリフを言われ易いので注意です。
「体調が悪くても、悩みがあっても、部活の試合で疲れていても、やるヤツはちゃんと(勉強を)やる!」と。
自分も高校の時とある英語教師に言われたことがあります。
「『なんで勉強するの?』とか、疑問に思う時点で勉強不足だ。そんな時はがむしゃらに勉強しなさい!そうすれば分かってくる。」
‥‥ものすごく失望しました。
今では、その先生の言葉を好意的に解釈もできますが、16,7の少年には無理な話でした。
教師側にもう少しの熱量を感じられれば、また違って受け止められたのでしょう。
さも面倒臭そうに、呆れたように言われたので、ひどく心が乱れた覚えがあります。
自分は生徒に、決して不相応な要求はしません。その生徒の能力を信じれば自然と「(君は)多分できるだろうから、無理な時にヘタに頑張ってはいけない。イケる時にイケるだけやって、疲れたら休んで、また元気になって頑張る。それを続けたらいい。無理して休まずやり続けて肝心な時に気持ちが折れるより、試行錯誤して時にしくじりながら愚直にしがみつけば、爪痕くらいは残せます。」という趣旨のことが口をついて出ます。
そして、この発言の意図を正しく理解してくれた生徒は、本人の望む進路に進んでくれています。頭が下がります。