国立大志望の彼。真面目でおとなしい生徒でしたが、残念ながら一次試験(センター試験)の結果は彼の志望する大学の学部の基準点に届かず‥。
が、昔と違い入試の機会も増え、彼もまた、『普段の成績+本番の面接(プレゼンテーション)』で合否を判定する推薦入試のチャンスが残っていました。
しかし、彼が学校の先生とまとめたプレゼンの原稿は、インターネットでキーワード検索をかけてそれを写したものに当たり障りの無い抽象的な文章を付け加えただけ。お世辞にも熱意が伝わる&彼の真面目で勤勉な性格が伝わるものではありませんでした。
そこで「合格を勝ち取るには、自分が将来希望する仕事の現場を見て、取材して、自分なりの熱意を精一杯伝えることが大切。『自分は現場を見てきた。』という事実は何よりの説得力です。」とアドバイスし、彼の希望学部、ひいては希望職種に関係する地元の企業への見学を促しました。
しかし、行動力という点では疑問符が付く彼。果たしてアドバイス通り受験も差し迫ったこの時期に、現地見学(取材)を試みるか?と思っていました。
結果は‥‥見事彼は行動を起こし、説得力のあるプレゼン原稿を仕上げ、僅か数人しか枠の無い推薦合格を勝ち取りました!!