塾やってる冥利に尽きる

5年ほど前に指導していた生徒の保護者の方から、大学進学の報告を頂きました。

思い起こせばその彼も、生まれつき&成長期特有の体調の波があり、なかなか学校はおろか塾さえも満足には通えなかったのです。

しかし現在は体調も整い、接客のアルバイトをしながら大学進学の日を心待ちにしているそう。

彼には大学進学という、学習塾としては最後のゴールまで付き添えなかった分、その後を気にしていたので、元気に逞しく成長したという話を聞いて、安堵と嬉しさがひとしおです。

彼にも他の子と変わらず、『焦った勉強はしなくていい。ただ勉強は自分を助けてくれる最もコスパのいいものだから、やり続けることが大切。3日ダメでも3日半がんばれば勝ち。』といったことを言葉を変え提示するモノを変え、伝えました。

それがどのくらい彼に響いたか、は分かりませんが、頼もしくがんばってくれている近況が何よりの指導の成果だと思います。

自慢になりますが、当塾の卒塾生で、こちらの言うことを幾分でも胸に秘めて勉強を続けた子は、社会人になっても逞しくしなやかに生き抜けています。

出身校の偏差値は高いけれど、社会に出て不適合さが露呈して、行き(生き)場を失うより、出身校はともあれ、社会でイキイキ働く方がよほど良いと思います。

そういう人材を育てていきたいのです。