ストローマン論法

日本語で『藁人形論法』と言うものがありますが、これは、〝相手の意見を正しく引用せず、捻じ曲げて引用し、それに反論する〟という論法です。 しばしば、「とんでもないことを言い出すやつだ」といったように、相手を強く攻撃する際に用いられます。

「投票率低い原因の一つはねぇ‥、大人の、中学『公民』の勉強不足なんじゃないかと思うんですよ。」

「だから、世の中に失望したくなけりゃ、不平や不満を少しでも減らしたけりゃ、勉強は役立ちますよ!!」

と、指導の終わりに生徒に伝えました。

これを、親に何か聞かれた際、文脈通りに伝えてくれれば、何も問題はありません。

間違って「先生が、『親達は勉強していないから世の中が悪くなる』って言ってた。」

と伝えようものなら、心の余裕の無い親御さんは、「なんだって(怒)!」となるかもしれません。

子供の事実の伝達ほど、信用に欠けるものもないのです。

それを踏まえて、よくよく大人の側が事実確認、ひいては適切な寛容さ(または不寛容さ)を持って事にあたる必要があると思います。

自分は完全個人指導の塾の教師なので思うことですが、学校の先生なり幼稚園の先生なり、集団塾の先生などは、よくぞ勤めてあげているものだ、と感心します。

自分には到底それらの立場は務まらない。今の、割と言いたい放題言える身分が相応です。

もっと言えば、そんな自分を許容してくれる生徒や保護者の方に感謝です。

ありがとうございます。