ふるえて眠れ

受験期に勉強するのは必然です。

『受かる』 

と学校または塾の先生に言われて安心して(ナメて)やるべきことをやり切らなければ、

『受からない』

と言われて奮起して、やれるだけの限界を尽くして、何がなんでもの気迫で挑んできたライバルに、僅差で足元を掬われます。

上手くできています。世の中。

自分もかつて『120%の実力を出しても無理』と担任の先生に言われた第一志望大学に受かったことがあります。

受験本番の3日前にやった過去問でも30%ほどしか正答できない状態でしたが、「なぜ間違えたのか?」を徹底して考え抜きました。

漢字も、学校で渡された漢字ワークの、小テストで出来なかった問題を全て使用済みのプリントの裏に書き出して折に触れて自己テストしていき、そこからどんどん絞り込んで100→30問に絞った中から、本番で10問が出題されました。

そんなもんです。

しかし、実力に見合わない大学に奇跡的に合格したことで『燃え尽き』てしまったことと、合格通知が届き、喜び勇んで担任の先生に報告したところ、あまり喜んでもらえなかったショック(「たまたま私立大に合格したからといって、まだ後に控えている国立大を蔑ろに考える気持ちが分からん!」と‥)で、大学入学後殆ど勉強する意欲が湧かなかったため、単位を落としまくり、結局1年卒業が延びてしまうという‥。

一時爆発的に勉強したからといって、その後の成績と意欲が保証されるわけではないのです。当たり前ですが。

何が言いたいか?つまり勉強に限らず、スポーツでもダイエットでも、継続しなければダメだということです。

そのための工夫『やらなさ過ぎずやり過ぎずのやり具合で続ける』という難しさ。

〝ほどほど〟〝ちょうど良い〟は極意なので難しいのは当たり前なんですね。それを簡単に見極められたり、マスターできるわけがないのではないでしょうか。

試行錯誤して、しかし楽しさも見つけて感じながら邁進するのが良いかと思います。