小学校受験のコツ

本年、当塾がモットーに挙げたのは『感じの良い愛される人になる』でした。

少し補足説明をすると

「勉強ができても、偏差値の高い学校に進学できても、どこか冷たい印象または覇気のない感じで、親しくなろうにも魅力を感じず、できれば避けたい人になってしまっては、仕事でもプライベートでも幸せは来ない。

しかしその逆の、勉強はそこそこで決して頭の良い学校は卒業していないが、朗らか、または穏やかな印象で、側にいて気分が良いまたは無害な人たれば、おのずと幸せはやって来るはず。学習を進めていく中で、ぜひそういった人になって欲しい。」というもの。

学習塾を経営している以上、お預かりした子供の学力を伸ばすよう尽力するのはもちろんですが、当塾は『成績向上・難関校合格』を、全てを犠牲にしても果たすべき目的とはしていません。

むしろ、ごく近い将来に学習意欲がなくなってしまうような(受験)勉強なら、やらないことを勧めますし、自身の目的を達する毎に他者を見下す想いが強くなるようでは、本来の意味での学問を修めたことにはならないと思います。

さて、前置きが長くなりましたが、岡山県内の小学校受験では何が重要視されるか?

それを知るべく、実際に数校に赴きお話を伺ったところ‥‥当塾の採用している教育プログラム〈育脳寺子屋〉は、ほぼ完全に小学受験問題に対応していることが分かりました。

詳細はブログで紹介するには憚られるので省略しますが、数点おおまかに挙げると、

・人の話をまずちゃんと聞(聴)く

・空間認知脳を鍛える

・手指の動きの錬成(鉛筆の持ち方を含む)と、それに伴う姿勢の矯正

・相手を思いやる、物を分かち合って使う

小学受験では筆記のみならず、〝行動〟も採点に大きく関わります。

・せわしなくゴソゴソしている

・我先に!と他の受験生を出し抜く行為が見られる

・試験管の指示を聞かず我がままにふるまう‥‥etc

こうした受験における行動観察対策として、特段ご家庭でやるべきものはありません。

強いて言えば

・グズるからor求められるからといってスマホを渡さない(ヒマでもじっと待つ。指示を聞き漏らさず実行する。といった力が落ちます。)

・食事の際の姿勢と箸の持ち方を矯正する(姿勢が良いと、筆記試験その他の試験での印象が良くなります。)

・自身の願望を叶えるためのマシーンとして家庭内で子供の行動を無理矢理スケジューリングしない。(主体性が無く、本番に弱い暗い子に育ちます。それは印象的にも大きくマイナスです。)

といったことでしょうか。

詰まるところ

・夫婦仲が良い

・夫婦間のコミュニケーション取れている

ことか?と思います。